ジョーン・サザーランドについて
ジョーン・サザーランドはオーストラリア・シドニー郊外出身のソプラノ歌手である。シドニー音楽院に学び、1947年にコンサート形式による「ディドーとエネアス」で歌手デビュー。1950年に奨学金を得てロンドン・王立音楽大学でクリーブ・カレイに師事し、1952年に『魔笛』の第一の侍女役でロイヤル・オペラ・ハウスでのデビューを飾る。
1959年、コヴェント・ガーデンでドニゼッティのオペラ『ランメルモールのルチア』のタイトル・ロールを歌い、驚異的な大成功を収め注目を浴びる。
1961年にはメトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座でもルチアを歌い、これを皮切りにベルカント・オペラ復活に自信を持つことになる。
1962年にはロッシーニの『セミラーミデ』のタイトル・ロールを歌い、この曲を蘇演することに成功し、1969年にはマリリン・ホーンとの共演により、同作品をレパートリーに定着させることにも成功する。
絶頂期における彼女は3点ホ(E)音に至る音域を有し、かつ高音域から低音域までむらなくフォルムを崩すことのない強靭な声を駆使し、マリリン・ホーンや夫リチャード・ボニングとトリオを組んで、ベッリーニの『清教徒』や『夢遊病の女』などのレパートリーの復活上演を立て続けに成功させていった。このことから、イタリアではラ・ステュペンダ(La Stupenda「とてつもない声を持つ女」)と賞賛されることとなる。
1992年に正式にオペラからの引退を発表。
2010年10月10日、スイス・モントルーの自宅で死去。83歳没。
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