太田雄貴について
太田雄貴は滋賀県大津市出身の元フェンシング選手である。種目はフルーレ。同志社大学商学部卒。右利き。キレのあるアタックを特徴とし、その実力は国内屈指である。正確な剣さばきから「精密機械」と称されることもある。
高校時代にフェンシングをしていた父の勧めで小学3年生からフェンシングを始め、小、中学と共に全国大会を連覇している。平安高校時代には史上初のインターハイ3連覇を達成し、高校2年の時には全日本選手権で優勝した(最年少記録、2008年3月現在)。
2004年1月から岡崎直人、山口徹らとアテネオリンピック出場権をかけて多くの国際大会に出場した。3月の韓国国際大会で8位入賞を果たすとその後も確実に上位に進出して出場権を獲得。アテネオリンピックでは3回戦でロシアのGANEEV Renalに敗れ、9位となった。
2006年、カタール・ドーハで開催されたアジア大会では、準決勝で2005年の世界選手権2位の張亮亮(中国)を破る大金星を挙げ勢いに乗り、決勝では李天雄(韓国)を破って優勝。フェンシング男子フルーレ個人では1978年バンコク大会以来28年ぶりとなる金メダルを獲得した。
2009年4月より、森永製菓所属のままフランスのフェンシングのクラブチーム「エクサンプロバンス」に期限付きで在籍。渡仏2戦目となる4月5日の「ルブニュー・チャレンジ」で同チーム加入後初優勝。決勝では北京五輪で敗れたクライブリンクを破っての優勝だった。5月、日本選手で初めて国際フェンシング連盟ランキングの1位となる。同年6月にフェンシング・ワールドカップのハバナ(キューバ)大会で5年ぶりの勝利をあげた。
2012年、ロンドンオリンピックでは男子フルーレ団体戦で日本史上初となる団体銀メダル獲得となった。
2015年7月16日、モスクワで行われたフェンシング世界選手権で男子フルーレ個人アレクサンダー・マシアラスを破り初優勝を果たす。
2016年8月7日、リオデジャネイロオリンピックの個人フルーレの初戦となったラウンドオブ32でギレルミ・トルドに敗れ、試合後に現役引退を表明した。
2017年12月1日にTBSアナウンサーの笹川友里と結婚したことを発表した。
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