阿部和重について
阿部和重は山形県東根市神町出身の小説家、編集者、映画評論家である。日本映画学校卒。演出助手等を経て、1994年「アメリカの夜」で群像新人賞を受賞しデビュー。1997年の『インディビジュアル・プロジェクション』で注目を集める。テロリズム、インターネット、ロリコンといった現代的なトピックを散りばめつつ、物語の形式性を強く意識した作品を多数発表している。
2004年、大作『シンセミア』により伊藤整文学賞、毎日出版文化賞、2005年『グランド・フィナーレ』により芥川賞受賞。『シンセミア』を始め、いくつかの作品には「神町」を中心とする設定上の繋がりがあり、インタビューなどでは「神町サーガ」の構想を語っている。
2011年10月に作家の川上未映子と結婚した。
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