加瀬邦彦について
加瀬邦彦は東京都生まれの作曲家、音楽プロデューサーである。1961年に慶應義塾大学時代、初めてのバンド「ザ・トップビーツ」を結成する。その後ホリプロに所属し、清野太郎、かまやつひろしらと「キャノンボール」を結成。
1963年には事務所命令により、かまやつひろしと共にザ・スパイダースに加入するも、寺内タケシの誘いを受けるために約3ヶ月で脱退し、1966年まで寺内タケシとブルージーンズ(1966年の東宝映画『クレージーだよ奇想天外』でその姿を窺える)に加入したがのちに脱退。 同年7月に、加山雄三が名付け親となるザ・ワイルドワンズを結成(渡辺プロに移籍)。得意の12弦ギター(ヤマハ特注)は、ワンズサウンドの要となる。解散後は、PYG(ピッグ)や井上堯之バンドともかかわりを持ち、作曲家としてだけでなく、沢田研二のプロデューサーとなる。
1981年1月、日本劇場取り壊しに伴う最後のウエスタン・カーニバルにザ・ワイルドワンズ(加瀬、鳥塚茂樹、島英二、植田芳暁、渡辺茂樹)のメンバー5名が集結して出演したことを契機として、ザ・ワイルドワンズの再結成話が持ち上がり、仕事の都合で参加を辞退した渡辺を除くメンバー(加瀬、鳥塚、島、植田)4名でザ・ワイルドワンズを再結成した。一時期、渡辺茂樹と共にタイガース・メモリアル・クラブ・バンドにも在籍した。
「ケネディハウス銀座」のオーナーや、加山雄三&ハイパーランチャーズのプロデューサーとしても活躍した。
1994年に食道がんを患うも手術を経て寛解。
2015年4月21日、逝去。74歳。
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