五代目中村富十郎のプロフィール

五代目中村富十郎について

五代目中村富十郎は歌舞伎役者である。屋号は天王寺屋。定紋は鷹の羽八ツ矢車。本名は渡邉 一（わたなべ はじめ）。重要無形文化財保持者（人間国宝）。
父は四代目中村富十郎、母は日本舞踊家元の吾妻徳穂。

当代随一の立方、踊りの名手として知られる。若年時上方を中心に活躍した際には、二代目中村扇雀とともに、その美貌から「扇鶴コンビ」と呼ばれ人気を博した。

1943年8月、大阪中座「鏡獅子」の胡蝶で四代目坂東鶴之助を名乗り初舞台。
1964年4月、歌舞伎座『頼朝の死』の畠山重保ほかで六代目市村竹之丞を襲名。
1972年9月、歌舞伎座『逆櫓』の樋口と『娘道成寺』で五代目中村富十郎を襲名。
2011年1月3日、病気により東京都内の病院にて急逝。

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