山崎豊子について
山崎豊子は作家である。大阪府大阪市出身、堺市在住。本名は杉本 豊子。大阪市の老舗昆布商店の家に生まれる。旧制京都女子専門学校(現・京都女子大学)国文学科卒。毎日新聞社に入社し、大阪本社学芸部に勤務。当時、学芸副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。勤務のかたわら小説を書きはじめ、1957年に『暖簾』を刊行して作家デビュー。翌年『花のれん』により第39回直木賞受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。
初期の作品は船場など大阪の風俗に密着した小説が多く、その頂点が足袋問屋の息子の放蕩・成長を描いた『ぼんち』であり、市川雷蔵主演により映画化された。さらに1963年より連載を始めた『白い巨塔』は大学病院の腐敗を描いた鋭い社会性で話題を呼び、田宮二郎主演で映画化されたほか、数回にわたりテレビドラマ化された。神戸銀行(現・三井住友銀行)をモデルとした経済小説『華麗なる一族』も佐分利信の主演で映画化され、さらに2度にわたりテレビドラマ化された。
その後、テーマ設定を大阪から離し、戦争の非人間性など社会問題一般に広げていった。『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争3部作の後、日本航空の腐敗した経営をテーマとした『沈まぬ太陽』を発表した。
『大地の子』で引退を考えたが、新潮社の斎藤十一に言われ、執筆活動を継続。
2013年8月より週刊新潮にて新作「約束の海」の連載を開始していたが、2013年9月29日に死去。88歳没。
沈まぬ太陽(一〜五) 合本版 3,531円 Kindle版 |
不毛地帯(一〜五) 合本版 4,290円 Kindle版 |
白い巨塔(一〜五) 合本版 3,377円 Kindle版 |
華麗なる一族(上中下) 合本版 2,596円 Kindle版 |
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