河口俊彦について
河口俊彦は将棋棋士、将棋ライターである。2002年、引退。神奈川県横須賀市出身。小堀清一九段門下。棋士番号95。奨励会に16年在籍し、30歳でようやく四段に昇段しプロ棋士となった。これを機に奨励会在籍に年齢制限が設けられたこともあり、長い間ワースト記録となっていた。奨励会の在籍年数は、1992年に伊藤能の17年という新記録がこれを超えた。
現役棋士時代から将棋観戦記、エッセイなどで活躍。一般に報道されない日々の対局の模様を将棋棋士の生きかたを含めて活き活きと描いた「対局日誌」をペンネーム・川口篤(当時)で「将棋マガジン」誌に1978年2月の創刊号から連載を開始し注目される。その後、いったん連載を中止するが、「将棋世界」誌に1995年1月から「新・対局日誌」として再度掲載、2006年7月号まで30年近くにわたる連載となった。
2015年1月30日、腹部大動脈瘤のため逝去。78歳。
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