肝付兼太について
肝付兼太は声優、俳優、演出家である。本名は肝付 兼正(きもつき かねまさ)。劇団21世紀FOX主宰。鹿児島県鹿児島市出身。身長171cm。高校生の時に、演劇部で木下順二の『夕鶴』を上演したのがきっかけで芝居の道へ進む。帝京高等学校を卒業した後は父の死亡により大学進学を断念し、高島屋に勤務しつつ、劇団四季の前身である劇団七曜会に入団。後に高島屋は退社。
映画デビューは1956年公開の『こぶしの花の咲くころ』(家城巳代治監督)であり、当時は本名の「肝付兼正」として床屋の青年役で出演した。
ラジオドラマデビューは、主婦向けの昼の番組『婦人の時間』(NHK)で、クリーニング屋の御用聞きの役。
国産のアニメが登場してからは『0戦はやと』、『ビッグX』、『エイトマン』等に端役で出演するようになるが、1965年、30歳直前にTBS版の『オバケのQ太郎』のゴジラ役でアニメのレギュラーを獲得する。その後は、ほとんどの藤子不二雄作品に出演するようになり、『ジャングル黒べえ』では初の主役、黒べえ役を演じた。テレビ朝日版の『ドラえもん』では骨川スネ夫役を1979年の放送開始以来26年間に亘って担当したが、日本テレビ版の『ドラえもん』ではジャイアン役を担当していた。
2016年10月20日、肺炎のため逝去。80歳没。
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