内海賢二について
内海賢二は男性声優、俳優、ナレーターである。賢プロダクション会長。福岡県北九州市生まれ。本名は内海 健司(うつみ けんじ)。テレビアニメ・洋画吹き替えに数多く出演している日本声優界の大御所の一人。渋い役柄からひょうきんな役、悪役まで幅広く演じている。テレビ番組やCMのナレーションでも活躍し、1980年代には長者番付に名を連ねた。
1955年、高校3年のときにNHK小倉放送局の専属劇団に応募して合格。ラジオドラマや朗読の仕事を始めるようになる。やがて福岡県に開局したばかりのKBCラジオに移籍して専属声優になる。
地方での仕事に限界を感じ、友人を頼って1958年に上京。その友人の紹介で、海外ドラマ『熱血カクタス』の端役をもらい、続けて『海賊バイキング』ではナレーターを担当し、中央でのデビューを果たした。アニメデビュー作は1963年の『狼少年ケン』。東映動画初のテレビアニメであり、アニメ声優でも草分け的存在になる。舞台俳優としても劇団未来劇場の公演等に出演した事がある。また1960年代から1970年代にかけ、時代劇をはじめとしたさまざまなジャンルのテレビドラマに出演している。
妻は、テレビアニメ『宇宙エース』での共演をきっかけに知り合った、『ドラえもん』の源静香役で知られる野村道子。1984年に設立した声優事務所、賢プロダクションを共同で経営している。現在は会長に就いている。息子は同プロダクション社長の内海賢太郎である。
2013年6月13日、がん性腹膜炎のため東京都新宿区の病院で死去した。75歳没。
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