大江健三郎について
大江健三郎は小説家である。愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)出身。東京大学文学部フランス文学科卒。1994年、日本文学史上において2人目のノーベル文学賞受賞者となった。大学在学中の1958年、「飼育」により当時最年少の23歳で芥川賞を受賞。サルトルの実存主義の影響を受けた作家として登場し、戦後日本の閉塞感と恐怖をグロテスクな性のイメージを用いて描き、石原慎太郎、開高健とともに第三の新人の後を受ける新世代の作家と目される。
主な長編作品に『芽むしり仔撃ち』『個人的な体験』『万延元年のフットボール』『洪水はわが魂に及び』『同時代ゲーム』『新しい人よ眼ざめよ』『懐かしい年への手紙』など。
2023年3月3日に老衰のため逝去。88歳没。
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