中原早苗について
中原早苗は女優である。東京市四谷区(現・東京都新宿区)出身。夫は映画監督の深作欣二、同じく映画監督の深作健太は長男である。
父は戦前東宝で活躍した藤尾純だが、早苗が幼少の頃に家を出たため、母で舞台女優の南部雪枝が一人で育てた。
国本女子高等学校卒業。在学中の1953年に『村八分』(近代映画協会)で主演級の役でデビュー。
山村聡の家に住み込み、女優としての所作を学び、『蟹工船』にも出演した。
独立プロ系の作品で活躍後、母と知り合いの水の江瀧子にスカウトされ、1955年に日活と契約。『太陽の季節』等に出演。主役から脇役まで幅広くこなす器用な若手女優として、8年間に80本の作品に出演した。
1964年にフリーとなり、東映を中心に各社の映画に顔を出す。
テレビドラマにも2時間ドラマなどに多数出演している。
私生活では川地民夫と事実婚状態となるも、短期で未入籍のまま別離した。
その後、1965年に映画監督の深作欣二と正式結婚した。
深作との間に出生したのが深作健太である。
2012年5月15日、心不全のため逝去。76歳没。
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